婚外恋愛とは、既婚者がパートナー以外の人と恋愛関係になることです。「パートナー以外の相手を求めるというのは不倫なのでは？」という声もありますが、実際のところ婚外恋愛と不倫は異なるものです。
では、婚外恋愛と不倫はどう違うのでしょうか。あえて「婚外恋愛」という呼び方をするのはなぜか、婚外恋愛がどういうものか読み解きながら、婚外恋愛にハマる理由などを見ていきましょう。
さらに、婚外恋愛という言葉の裏に隠されたメリットやデメリットなども合わせてお伝えいたします。
婚外恋愛とはどういうもの？
婚外恋愛という言葉を聞いて、「不倫とはどう違うのか」という疑問が浮かんだ人もいるのではないでしょうか。
婚外恋愛の意味や婚外恋愛と不倫はどう違うのかなどについて、基本的なところからディープなところまで探っていきたいと思います。
婚外恋愛とは？
婚外恋愛とは、一般的に結婚している人が自分のパートナー以外の人と恋愛関係になることです。あまり公になることの少ない言葉ですが、テレビドラマをきっかけに広まったと考えられています。
婚外恋愛の場合、相手も既婚者である場合が多いようですが、きっかけ次第で既婚者と独身者が恋愛関係になる場合もあります。
婚外恋愛という言葉のイメージ
また婚外恋愛という言葉自体が、「不倫」や「浮気」という言葉に比べるとなまなましさやドロドロ感がなく、きれいなものをイメージできることから、より広く認知されていった側面もあるでしょう。
家庭の外に恋人をもつことは、一般的に罪悪感を強く抱きやすいですが、婚外恋愛とすることで、純粋な恋愛関係として捉えやすくなるのかもしれません。
婚外恋愛はプラトニックな場合もある
不倫や浮気というと体の関係を強く連想させますが、婚外恋愛の場合は必ずしもそうとは限らないようです。
こまめに連絡を取り合うなど、婚外恋愛はどちらかというと精神的な結びつきの方が強く、プラトニックな関係の場合も多いです。
婚外恋愛の場合は、一緒にいると「安心する」「落ち着く」「ドキドキする」など、精神的な気持ちを大切にするケースが多いようです。
婚外恋愛と不倫はどう違う？
「婚外恋愛」と「不倫」には、どのような違いがあるのか共通点と違いについて考えてみましょう。
婚外恋愛と不倫の共通点とは
「婚外恋愛」と「不倫」は、どちらもパートナー以外の相手と恋愛関係になり、交際するという点では一緒といえます。
婚外恋愛と不倫の違いとは
婚外恋愛と不倫の大きな違いは、恋愛に対しての捉え方にあります。
「不倫」というと、「倫ニアラズ（みちにあらず）」という言葉から、倫理に反した悪いことをしているという後ろめたい気持ちになりがちです。
しかし、「婚外恋愛」は恋愛そのものを重視した純粋な関係性を指します。そのため、肉体関係の有無に関係なく、パートナーとの関係を婚外恋愛として認識している人は、精神的な繋がりを大切にする人が多いです。
完全に肉体関係はなく、プラトニックな間柄の場合は、「婚外恋愛」以外にも「セカンドパートナー」や「プラトニック不倫」と呼ばれることもあります。
不倫ではなく婚外恋愛をする理由
不倫ではなく、婚外恋愛をする理由をまとめるとこちらの２つが多いと言われています。
- 安定した結婚生活とは別の何かが欲しい
- 結婚前のときめきを取り戻せるかもしれない
ぞれの理由について詳しく見てみましょう。
安定した結婚生活とは別の何かが欲しい
婚外恋愛をする理由として、パートナーとの安定した結婚生活とは別の刺激がほしくなったというのが挙げられます。
例えば、母や父、夫、妻とは違う「自分」を見てほしくなったという人…など、現状とは違う別の何かを求めている場合が多いようです。
結婚前のときめきを取り戻せるかもしれない
もうひとつの婚外恋愛をする理由として、結婚前のようなときめきを取り戻せるというのが挙げられます。
例えば、子育てがひと段落したときに、もう一度何かを取り戻したくなったという人など、現状の結婚生活に疲れた状態ではなく、もう一度輝けるかもしれないと考える人もいるようです。
婚外恋愛が始まるきっかけは？
婚外恋愛が始まるきっかけの主な原因は「マンネリ」といわれています。
結婚前は恋愛のドキドキ感や愛される喜びを感じることも多かったはずですが、結婚後のパートナーとの生活の中では、当初の気持ちを維持するのはだんだん難しくなってくるのかもしれません。
マンネリから抜け出して刺激がほしい、といった気持ちがわいてきて婚外恋愛が始まるきっかけとなる場合が多いようです。婚外恋愛が始まるきっかけについて詳しく見てみましょう。
- 満たされない思いや不満を解消したい
- 子育てがひと段落したタイミング
- 結婚してから好きな人ができた
満たされない思いや不満を解消したい
パートナーや家庭では得られないものを家庭の外に求めることで、婚外恋愛が始まるきっかけになるケースもあります。
家庭での「満たされない思いを埋めようとする」ことは人間の本能のひとつなので、「満たされたい」という気持ちを持つこと自体は悪いことではありません。(※)
家事や育児などの場面で感じる、パートナーに対する満たされない思いや不満などが積もると、婚外恋愛をするきっかけとなることもあるのです。
※心理学者アブラハム・マズローが提唱したマズローの欲求5段階説のうちの第3段階「社会的欲求」では「集団への帰属や愛情を求める欲求」を提示しています。この欲求が満たされない状態が続くと、孤独感や社会的不安を感じやすくなるとされています。
※参考：「マズローの欲求階層理論とマーケティング・コンセプト」
子育てがひと段落したタイミング
子育てがひと段落したタイミングが婚外恋愛をするきっかけになることもあるようです。
子育てに奮闘しているときは夫婦で協力し合うことができれば、一体感を味わうことができます。
しかし、協力的なパートナーでなかったり、子育てが落ち着いてふと自分自身と向き合ったとき、「もう一度輝きたい」「大切にされたい」といった気持ちが蘇り、もう一度、恋愛から人生をやり直そうと考える人もいるようです。
もちろん、ずっと変わらず愛情を分かち合う夫婦もいますが、特に子どもができた後は「お父さん」と「お母さん」になってしまうことも多く、恋人同士のときのように過ごすのが難しくなってしまうケースが多いのかもしれません。
結婚してから好きな人ができた
結婚をしてから近くにいるステキな人の存在に気づいてしまったのが婚外恋愛をするきっかけになったというケースもあります。
なかには望まない結婚をしてしまい、結婚後に本当に好きな人と恋愛をすることができるチャンスが訪れて、婚外恋愛に発展するようになった場合もあるようです。
もしくは、結婚前に好きだった人にもう一度恋に落ちたという人や、結婚してから好きだと気づいたのがきっかけという人もいます。
婚外恋愛に主婦がハマりやすいのはなぜ？
婚外恋愛にハマりやすいのは、一般的に主婦の方が多いといわれています。
なぜ、主婦が婚外恋愛にハマるのか理由をまとめると、次のような事情があるようです。
- 女性としての魅力を家庭内で見い出せない
- 家事や育児に追われて存在意義を見失う
- 空いた時間で会える関係を求めている
婚外恋愛に主婦がハマりやすいのはなぜか詳しく見てみましょう。
女性としての魅力を家庭内で見い出せない
婚外恋愛に主婦がハマりやすい理由として、「女性としての魅力を家庭内で見いだせない」というのがあります。
人が自分自身の役割をこなすことに対してネガティブな気持ちになることを、心理学では「役割ストレス」と呼びます。また、期待された役割を果たすことができない場合も同じく強いストレスを感じることになるのです。(※)
育児や炊事、洗濯、掃除と家事をこなし、妻や母という役割を果たす中でストレスを感じ、自分に対して女性としての魅力を感じることができなくなってしまうことがきっかけで婚外恋愛に発展しやすくなってしまうのかもしれません。
このように婚外恋愛をすることで、自分を異性として意識してもらい、女性として扱ってもらうことで、自信を取り戻すことができるのもひとつの要因と考えられます。
※役割ストレスとは、「役割を遂行しようとする個々人が、その役割に対して知覚する否定的な感情」のことを指します。
※参考：「看護管理職の役割ストレス・労働負荷とバーンアウトとの関連」
家事や育児に追われて存在意義を見失う
婚外恋愛に主婦がハマりやすい理由として、「家事や育児に追われて存在意義を見失ってしまう」というのがあります。
このように、自分の存在意義を見失ってしまうことをアイデンティティ・クライシスと呼びます。アイデンティティークライシスとは、心理学用語で「自分のことがよくわからなくなってしまう心の危機」のことを指します。(※)
この危機は、人生の節目や大きな変化に直面した時に起こりやすく、特にライフイベントの多い女性は経験しやすいと考えられます。
例えば、思春期や中年期、結婚や離婚、出産や子育て、仕事の変化や失業などの転機がきっかけとなることが多く、自分自身のアイデンティティを取り戻すために婚外恋愛に発展することも少なくないです。
※参考：「性別役割意識が中年期女性のアイデンティティ・クライシスに及ぼす影響」
空いた時間で会える関係を求めている
婚外恋愛に主婦がハマりやすい理由として、「空いた時間で会える関係を求めている」ということが挙げられます。
子育てや家事で忙しく、自分の時間が限られているため、空いた時間で会える関係なら、もしもの場合にも家庭を優先することができるからです。
また、相手に依存せず、フラットな関係であれば、家庭や夫に対する罪悪感や不安を軽減することもできます。
不倫にはない婚外恋愛のルール
不倫は「好き」という気持ちがすべてであって特別なルールは存在しません。
むしろその「好き」という気持ちのために、本気になると相手に離婚を求めたり、配偶者を巻き込んでしまう場合もあるかもしれません。
しかし、婚外恋愛には不倫にはない暗黙のルールがあります。
- お互いの家庭を壊さないこと
- 周囲の人に嫉妬をしない
お互いの家庭を壊さない
婚外恋愛で一番大切なルールは、「お互いの家庭を壊さない」こと。
なぜなら、婚外恋愛はあくまでも「恋愛」であって、お互いに離婚をして結ばれるとか、家庭をかえりみないで恋に走るといった気持ちはまったくないからです。
不倫と違い、婚外恋愛の場合、お互いに家庭に関しては、しっかりと守っていきたいと考えています。そのため人によっては夫婦の問題を相談し合ったりするようなこともあるでしょう。
不倫相手に自分の家庭の相談をするとケンカの火種になりがちですが、家庭のこともストレスを感じずに気兼ねなく話せる…それが婚外恋愛の相手でもあるのです。
周囲の人に嫉妬をしない
婚外恋愛のルールが「家庭を壊さない」ことである以上、そこに求められるのは、たとえ本気で恋愛をしたとしても、お互いのプライベートに介入しないということでしょう。
また、婚外恋愛にはお互いのパートナーや家族に嫉妬しないというルールも存在しています。これは恋愛感情のなかの嫉妬を抑え込まなくてはいけないので、試練でもあるかもしれません。
しかし、家庭を壊すつもりがないのですから、暗黙の了解として守られるべきものでしょう。もしも、どちらかが嫉妬をあらわにしたならば、そのときは関係そのものが終わりを迎えると言えます。
婚外恋愛の相手との連絡頻度
婚外恋愛の場合、どのくらいの頻度で二人は連絡を取り合うのでしょうか。
お互いの家庭を壊さないことが関係を保つための大切な条件である以上、婚外恋愛の相手との連絡頻度はそれほど多くはないようです。
SNSの発達で連絡手段が多様に
ただし今の時代、連絡手段はたくさんあります。SNSなどをうまく利用して、マメに連絡をとっているという人もいます。
なかには毎日連絡を取るという人もいますが、平均では週に1回～2回、既婚者同士の場合は1ヶ月に1回などその頻度は減る傾向にあるようです。
パートナーや子どもたちに知られないように十分注意しながら、毎日とはいわないものの寂しさを感じない程度には、密なコミュニケーションをとることが長続きするコツです。ご近所ならば、偶然を装って言葉を交わすこともあるかもしれません。
連絡頻度を愛情を計るツールにしない
連絡頻度は愛情を計るためのツールではないと捉えられるかが、婚外恋愛を長続きさせるための秘訣です。
それでもお相手の気持ちが分からなくて、モヤモヤする日が続くのはつらいですよね。そんな時は誰かに相談してみるとよいかもしれません。
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婚外恋愛の相手とのデートの場所
婚外恋愛であってもデート場所については、お互いが楽しめる場所であることは、普通の恋愛と変わらないでしょう。
ただ、婚外恋愛の場合、知り合いに見つかったときに怪しまれないようにするなどの配慮は必要になります。
公共性の高い場所を選ぶ
具体的にはカフェ、レストラン、映画館、公園、美術館などは、デートをするのに向いているでしょう。
公共性の高い場所は人目につきやすいですが、同時に偶然を装うことができたり、人が多いのでかえって目立たなかったりします。
グループレジャーを企画する
また、ハイキング、ピクニック、ビーチなど、自然を満喫できる場所でグループレジャーを企画するのもよいでしょう。
家族や仲間と一緒だったりすると二人きりになるのは難しいものの、お互いの存在を近くに感じることができます。
遠出して別の地域を選ぶ
もし誰にも知られず、二人きりになりたいなら、遠出して他の地域や都市をデートの場所として選ぶとよいでしょう。
お互いのパートナーや知人に知られるリスクを避けて、ふたりだけの時間を過ごせます。
いずれにしても婚外恋愛のデートに関しては、常にパートナーや家族に対する配慮を忘れず、慎重に行動することが重要です。
夫婦公認の婚外恋愛はあり得る？
夫婦公認の婚外恋愛はお互いの理解があればあり得ます。
ただし夫婦公認の婚外恋愛については、大多数の人がありえないと答えるのではないでしょうか。なぜなら当事者にとっては「恋愛」であっても、不倫と変わらないと考える人の方が多いからです。
オープンリレーションシップ
ただ、一定数、夫婦公認の婚外恋愛をよしとするカップルもいます。
たとえば、夫婦間でパートナー以外の人と体の関係を含めて恋人同士になることをはっきりと合意している場合もあるのです。これをオープンリレーションシップといいます。
その場合でも、夫婦の一方または両方がお互いに対して自分以外の相手との恋愛を許可し、そのスタンスが変わらないことが暗黙のルールです。
多くの理解を得るのは難しい
とはいえ、夫婦公認の婚外恋愛は、一般的とされる道徳観念とは大きくかけ離れていますから、周囲にはあまり受け入れられないと考えたほうがいいでしょう。
また、夫婦公認の婚外恋愛があり得るかは、当事者たちの思いはもちろんですが、社会の倫理観によっても大きく変わってきます。
プラトニックな婚外恋愛なら許される？
お互いを深く理解し、支え合い、愛情を持ちながらも体の関係に至らないことがプラトニックな婚外恋愛です。また、同性間でも非常に親密な友情や共感を持つことがあります。
ここで使われている「プラトニック」とは、古代ギリシャの哲学者プラトンにちなんで名付けられた言葉で、性的な要素がなく、恋人同士ではないけれども、強い感情や絆で結ばれた関係を指します。
プラトニックな婚外恋愛は、なまなましい不倫とは異なり、純粋に心のつながりを重視する関係です。ただ、このような関係は、体の関係が発展する前段階として始まることもありますし、発展しないままで続くこともあります。
重要な点は、プラトニックな関係は一般的に性的な要素がないことです。お互いに愛や感情を持ち合っていても、それはあくまでプラトニックかつ精神的なものであり、恋愛としての要素がないことを強調できます。
婚外恋愛では体の関係が当たり前？
婚外恋愛では体の関係があるのは当たり前ではありません。
世間の人々にとっては、婚外恋愛が体の関係を含むことが自然なことととらえられるかもしれません。しかし、実際に婚外恋愛をしている人たちにとっては、相手と肉体関係になることよりも、相手と愛し合うことを重視する傾向にあります。
現状がプラトニックで、もし体の関係を持つことを考えている場合は、相手との同意と合意が重要です。一般的に当たり前かどうかではなく、相手がどんな考えを持っているかを確認し、両者が納得した上で進むことが大切です。
いずれにしても、婚外恋愛では自分自身を大切にし、相手を思いやることを重視するようにするとよいでしょう。
男性は婚外恋愛をどう考えている？
男性と言っても婚外恋愛への考え方はそれぞれですが、どのように考えているのか見てみましょう。
自分の魅力や価値を認めてほしい
婚外恋愛をする男性は、家庭生活に不満や不安を抱えている場合が多く、自分の魅力や価値を認めてもらいたいと思っているようです。
妻との関係が冷めてしまったり、セックスレスになったりしている場合が多く、新しい相手とのトキメキやドキドキを求める傾向にあります。
婚外恋愛で本気になる男性もいる
婚外恋愛をする男性は、ただ単に体の関係を求めているわけではなく、心の繋がりもあるパートナーに出会いたいと思っている人が多いようです。ただし、家族を失うリスクや罪悪感もあるため、あえて婚外恋愛の関係を割り切って考える人もいます。
婚外恋愛中の相手を本気で好きになることもあるようです。男性が婚外恋愛に対して本気かどうかは、長い期間パートナーでいられるか、実際に会ったときに大切にしてくれるかなどで知ることができます。
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婚外恋愛に潜むリスク
婚外恋愛に潜むリスクは、どんなに当事者同士が不倫とは違うと主張しても、配偶者やパートナーにばれると、信頼関係が崩壊する可能性があることです。
その結果、癒しやときめきの対象だったはずの婚外恋愛が法的な問題に発展し、配偶者との離婚や財産分与、子どもの親権問題などが生じる場合もあるでしょう。
たとえ最初はカップルで夫婦公認の婚外恋愛を選択したとしても、その決断がずっと続いていくかどうかはわかりません。
人の気持ちは複雑ですから、年月とともに気持ちにも変化が起こりますし、状況も変わっていきます。その意味では、婚外恋愛はつねにリスクと隣り合わせと言えるでしょう。
婚外恋愛が夫や家族にバレたとき
婚外恋愛が夫や家族にバレてしまった場合、まずは冷静になることが大事です。なるべく素直に自分の気持ちや婚外恋愛の状況を伝え、夫や家族の話にも耳を傾けましょう。
不倫とは違うという言い分はあっても、婚外恋愛がバレたことで家族を傷つけたことを認識し、謝罪する姿勢を示すことが重要です。
また、婚外恋愛の相手との関係についても考える必要があります。将来的にはどのように進むべきかを真剣に考え、自分の気持ちや家族との未来をイメージしてみてください。
婚外恋愛によって変化する人間関係
婚外恋愛をしていることを打ち明けた場合、仲間や友人との関係にも影響を及ぼす可能性があります。仲間や友人は、婚外恋愛に対して理解を示すか、難色を示すか、距離を置くか、さまざまな反応があるでしょう。
人の心の複雑さを理解し、婚外恋愛に寛容な姿勢を取る人がいる一方で、多くの友人は、婚外恋愛に対して難色を示す可能性があります。そして、道徳的な観点から、厳しく非難することもあるかもしれません。
婚外恋愛をしている人自身も、社会的立場や評判にも影響を及ぼす可能性を考え、いつもより口が重くなったり慎重になる可能性が高いでしょう。
婚外恋愛で本気になるとどうなる？婚外恋愛の末路
婚外恋愛で本気になると、「家庭を壊さない」というルールや、婚外恋愛の相手への恋愛感情と家族への責任やしがらみの間で揺れ動くことがあるかもしれません。
いずれにしても、婚外恋愛に本気になった場合は、自分の心に対して素直に向き合うことが大切です。自分自身の気持ちを理解し、何が本当に自分にとって幸せなのかを考える時間を持つべきです。
場合によっては、家族や友人との関係を傷つけることを恐れたり、将来への不透明さに対して不安を感じることもあるかもしれません。
そのような気持ちを持つことは自然ですから、自分を責めるのではなくそれを受け入れたうえで、どうすべきかを考えることが大切です。
婚外恋愛と不倫の違いを分かってもらえる？
婚外恋愛は、不倫と違って既婚者の家庭を壊すのではなく、恋愛感情を日々のモチベーションにするためのもの。ただ、そう言っても、なかなか理解を得るのは難しいかもしれません。
パートナー以外の人と関係を持ったとしても、当事者同士は「婚外恋愛」ということで、気持ちが少しラクになる場合もあるでしょう。
ただ、理解を得られない人たちから見ると、婚外恋愛も不倫と何ら変わりないと言われてしまうこともあります。
婚外恋愛をしている本人にとっては、不道徳なものではなく美しい恋愛でも、実際には不倫と見なされて責められることもあるということを知っておくとよいでしょう。
本気になった場合、離婚のきっかけになる？
婚外恋愛で本気になった場合、それが離婚のきっかけになることもあるかもしれません。
婚外恋愛によって癒しやときめきを得ているうちは、家族に対して優しくなり、家庭はかえって円満という場合もあるようです。
ただ、本気で婚外恋愛の相手を好きになってしまった場合、やはり「もっと一緒にいたい」という思いが強くなり、相手のプライベートに踏み込みがちに。
既婚者の場合、婚外恋愛の相手との将来を考えるか、配偶者との関係を維持するか、自分自身の幸せと家族とのバランスに悩むことになります。
その時点で「家庭を壊さない」というルールは守ることができなくなり、婚外恋愛の相手との結婚を望んだ場合、配偶者との離婚という末路をたどることになるでしょう。
婚外恋愛で傷つくのは？
婚外恋愛において、傷つく可能性が高いのは家族や子どもたちです。とくに子どもは、婚外恋愛をしている本人にとっても大切な存在であり、子どもが健やかに成長することは何よりも大事なことです。
たとえば、婚外恋愛をしている当人とその配偶者は、話し合いによってお互いの状況を理解できるかもしれません。けれど、子どもは安心と安定を求めており、親の婚外恋愛はその心に不安や不安定さを生じることがあります。
傷つきやすい子どもの気持ちを理解しながら、それを尊重し優先することが大切です。
婚外恋愛するなら自分の心のバランスを大切に
人の心は複雑ですから、婚外恋愛をすることが、絶対に悪であるとは言いきれませんが、その状況や社会的イメージから鑑みて、婚外恋愛がもたらす幸福と代償については理解しておくべきでしょう。
婚外恋愛に踏み込もうと思うのであれば、自分の気持ちや価値観を正直に見つめ、婚外恋愛をなぜしたいのか、本当に求めるものは何かを自問自答することが重要です。そして、婚外恋愛が家族や他の人々に与える影響についても再認識しておきましょう。
家族や自分の幸福を考慮し、慎重に行動することを心掛けてください。
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