風の時代や冥王星水瓶座時代といわれる今、どのようなことを私たちは心掛けて日々を過ごせば良いのか、電話占いニーケの灯（あかし）先生にお聞きしました。
風の時代は、「目に見えないものへの意識を持つことが大切」といわれています。日々の暮らしのなかで灯先生のアドバイスを参考にしてみてください。
時代が変わり続けた数年間とこれから
占い好きな方なら「風の時代」や「冥王星水瓶座時代」といった言葉を見聞きしたこともあるのではないでしょうか。
コロナ禍の始まった2020年、人々は「ソーシャルディスタンス」として周りの人たちと物理的距離を取らざるを得なくなりました。
風の時代とは
2020年の後半までは「地の時代」といって金銭的に豊かになることや地位を築くことこそ幸せという価値観でしたが、2020年の年末からは「風の時代」になり自由な時間を持つことや軽やかに生きることこそが幸せという価値観に変化しました。
風は「個性・知性・自立心」を表します。
コロナ禍に入った途端、人と人との距離が離れ、ひとりひとりがそれぞれ「これからどうやって生きていこう」と考えたと思います。
人々にあれほど衝撃を与えたコロナ禍は、まさに地の時代の終わりを感じさせるものでした。
地の時代は「会社か誰かが守ってくれる」と思って生きていける時代でしたが、風の時代は「会社も誰も守ってくれないから自立するしかない」ということになり、良くも悪くもそれまでの古い価値観は完膚なきまでに破壊されたわけです。
風の時代は自由に生きていける軽やかさはありつつ、会社も誰も守ってくれない冷たい世界にもなります。
冥王星水瓶座時代とは
続いて「冥王星水瓶座時代」についてですが、先程お伝えしたとおり風の時代は2020年の後半から始まっているものの、冥王星という強大なエネルギーを持つ星は未だ山羊座に滞在しています。
山羊座は地の星座。つまり「全体的には風の雰囲気があるものの、まだ地の要素は残っている」という感じなのが「今」ということですね。
冥王星は何回か順行と逆行を繰り返していましたが、2024年11月20日に水瓶座に入ったら、もう山羊座に戻ることはありません。
自分を変えるための時期
2024年9月から11月までの3ヶ月間は「人生の総仕上げ」あるいは「価値観のアップデート」が必要で、この期間に自分の感覚を「風」に合わせていくと新時代が生きやすくなると思います。
先に述べたように、風の時代は「個性・知性・自立心」が大切です。
「会社員として組織に属していれば一生安心！」などという時代ではなくなり、もはやひとりひとりが自分の個性を生かしていかないと人生が成り立ちません。
それはべつに直接お金に結びつかないものでもよく、たとえば何か作品を作ってネットにアップするとか、ボランティア活動をするのでも構いません。
とにかく「自分だからできること」「自分にしかできないこと」をひとつでも探して行動するべきです。
行動することによって他者との横のつながりが生まれ、そこで培った経験や人間関係がいずれ自らを助けてくれる強力な礎（いしずえ）になるのです。
2025年に向けての各エレメントごとへのアドバイス
2025年に向けての各エレメントごとへのアドバイスをお伝えします。
火のエレメント(牡羊座・獅子座・射手座)の方々へ
火の星座の人々には、風の時代は少しだけ冷たく感じるかもしれません。
「よし！やるぞ！」と思ったらすぐ動き、辞めるときも「もう辞めた！」と言ってパッと終わらせ、後は野となれ山となれ的な感覚を持つ火の星座の人々にとって、風の時代のクールさはなんとなく居心地の悪さを感じる可能性があります。
元来火の星座が持つ生命エネルギーや前向きな考え方はそのままに、少しだけ冷静さをプラスすると生きやすくなりそうなので、何かスタートするときはまず「一回立ち止まって考える癖」を持つと良さそうです。
自分ひとりだと考え方がストレートになり過ぎるので、常に周囲とコミュニケーションを取り、多面的な見方をすることも忘れないようにしてください。
地のエレメント(牡牛座・乙女座・山羊座)の方々へ
地の星座の人々には、風の時代は目標を見つけにくいかもしれません。
お金や地位など目に見えるものを目標にするのが得意な地の星座の人々にとって、いきなり「個性で生きろ」とか「知性が大切だ」とか言われても、具体的に何を目指せば良いのか分からなくなりますよね。
もともと自立心が強いのが地の星座の特徴なので、そこにプラスして「知り合いを増やすこと」を目標にしてみてください。
ただ一緒にいて楽しいだけの知り合いを増やすのです。
さまざまな人と関わることでこれまでと違った価値観を学び、徐々に風の時代に馴染んでいければ、持って生まれた自立心も最大に活かせます。
風のエレメント(双子座・天秤座・水瓶座)の方々へ
風の星座の人々には、風の時代は分かりやすいと思います。
前衛的で個性的な風の星座の人々にとって、これまでの地の時代は若干しんどかったかもしれませんね。
周りから「冷たい人」とか「変わった人」なんて言われた経験もあるのではないでしょうか。
しかしこれからは風の人たちの時代。その軽やかな考え方、物事を先読みする感性、偏見のない目線は、これからの時代にはなくてはならないものです。
もし身近に悩んでいる人がいたら、できるだけアドバイスしてあげて欲しいなと思います。
あなたの知性は周りの人たちを救う強い光になります。
水のエレメント(蟹座・蠍座・魚座)の方々へ
水の星座の人々には、風の時代は戸惑いが多いかもしれません。
喜怒哀楽が激しく、何かを行動に移すときも「好きか嫌いか」などの感情を入れて考えがちな水の星座の人々にとって、風の時代の「取り敢えずやってみようよ」的な軽さはなかなか馴染みにくい可能性があります。
どうしても「この人は嫌いだから一緒に仕事したくないな…」といった感覚が出てしまうこともあるかもしれませんが、それでもなるべく態度には出さないことです。
表面的にはニコニコして、決して心のうちを顔に出さない。
相手を嫌いなら嫌いでも良いので、淡々と関係性だけキープしておくのが大切です。
風の時代と冥王星水瓶座時代を生き抜いていくために
風の時代は、目に見えないものへの意識を持つことが何より大切です。
人との横のつながり、知識、丁寧なコミュニケーション、そして祈りです。「祈り」は、言い方を変えると「念の力」とも言えます。
風はそこにあるのに目には見えない。祈りも目には見えない。でも確実に存在し、そして確実に叶います。
日々想っていることは知らず知らずのうちに現実化し、自分の住む世界や環境を作っていきます。決して他人を恨んだり陥れるような願いは持たないこと。
そういったネガティブな祈りをしていると自分を取り巻く風が腐り、結果的に自らを不幸にしてしまいます。
人の幸せを願い、人に愛を与えることができるようになると、それらはすべて何倍にもなって自分の幸運となって返ってきます。
生きていれば腹が立つことも絶対に起こるものですが、そういった気持ちはいつまでも引きずらないようにしましょう。
このようにブラックユーモア的に物事を考えるのも風の時代っぽいやり方です（笑）
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