2024年11月11日~17日に出雲大社で行われた神在祭の参拝と奉納の様子についてご紹介します。
電話占いニーケでは、皆様の良縁を願う想いを、出雲大社の神在祭にて奉納する「良縁を引き寄せる~出雲大社・神在祭~奉納キャンペーン」を実施いたしました。
この度、出雲大社にて、皆さまの願いを奉納してまいりましたので、出雲大社の歴史や年に一度行われる神在祭の解説とともにご報告いたします。
日本一の縁結びの聖地「出雲大社(いづもおおやしろ)」
「出雲大社」は神々の国と呼ばれる出雲に立つ大社です。その歴史は古く、現存する日本最古の歴史書「古事記」「日本書紀」に記されている日本最古の神社の一つ。
国造りの神・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
出雲大社の御祭神は広く“だいこくさま”としても慕われる「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」様をお祀りしています。
大国主大神様は、数多くいる兄弟の末っ子として出雲の地に生を受けました。その姿は、大きな袋と打出の小槌を持ち、米俵の上に立つ「だいこくさま」として広く親しまれています。
大国主大神様は数々の苦難を乗り越え、国土を開拓された事に由来しております。大神様は国づくりの中で農業や漁業、医薬など、私たちが生きてゆく上で必要な知恵を授けてくださいました。
この国づくりによって築かれた国は、「豊葦原の瑞穂国」と呼ばれ、豊かで力強くい国となりました。
そして築かれた国を日本を照らし治める天照大御神様へとお還し(国土奉還=国譲り)した際に天照大御神様によって、大国主大神様のために建てられた御殿が出雲大社の起源となっております。
神話・因幡の白兎との関係
大国主大神様は、神話でも数々のお話がございますが、中でも特に有名なのが「因幡の白兎」の話です。
この神話は、大国主大神様の優しさと知恵を象徴するエピソードとして広く知られています。
年に一度、八百萬の神々が集う「神在祭」
旧暦10月は「神無月」ですが、全国の神様が出雲へ集まって来られるため出雲地方では「神在月」と呼びます。旧暦では10月11日~17日となる11月11日~17日の間、出雲大社では全国の神々をお迎えし、神在祭が行われました。
まず神在祭の前夜である11月10日、国譲りの伝承地・稲佐の浜で神々をお迎えする神迎神事が行われ、ここでお迎えした全国の神様が出雲大社へと向かわれ、翌日11日から大社において「神在祭」が行われます。
この「神在祭」では人々の人生諸般の事柄を「神議り(かむはかり)」にかけて決められると言われており、男女のご縁はもちろん様々な人々の「ご縁」もこの時に決められるといいます。
縁結大祭(えんむすびたいさい)※11/15・11/17開催
出雲大社の縁結大祭は、11/15、11/17に出雲大社の御本殿にて実施され、毎年多くの参拝客が訪れます。
この縁結大祭の「縁結」とは男女のご縁は勿論、様々な人と人、人と物事など、あらゆるものの繋がり・ご縁の「結び」を意味しており、この縁結び大祭では「良縁」をはじめとする様々な”しあわせのご縁”を祈祷する大祭となっております。
※参考「出雲大社公式ホームページ」
稲佐の浜~弁天島・豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)へ参拝・奉納
まず、出雲大社へ向かう前に、神在祭にて神様達が最初に降り立つ場所「稲佐の浜」にて、弁天島の御祭神・豊玉毘古命様にご挨拶させていただきました。
地元では「べんてんさん」と呼ばれ、親しまれている島に鎮座されるその姿は、とても美しくご挨拶させていただけることに幸せを感じることができました。
豊玉毘古命様にご挨拶を済ませた後、素鵞社(そがのやしろ)へお納めするため、こちらの浜のお砂をいただきました。
出雲大社へ参拝・奉納
二の鳥居「勢溜(せいだまり)の大鳥居」
稲佐の浜から「神迎の道」と呼ばれる神様達が通る道をたどり、出雲大社へ向かいます。
しっかり一礼をし、この立派な二の鳥居「勢溜の大鳥居」をくぐります。
祓社
勢溜の大鳥居をくぐり、厳かな空気に包まれた賛同を歩くと、右手に「祓社」。この祓社には、祓戸神四柱の神が祀られています。参拝前に、穢れを祓い心身を清めていただきます。
祓橋
更に参道を進むと、「祓橋」が見えてまいります。この「祓橋」は出雲大社を流れる清流「素鵞川(そががわ)」にかかる橋です。この祓橋を渡った先から出雲大社の神域となるため、祓社と祓橋でしっかりと身を清めてお参りします。
三の鳥居「松の参道の鳥居」
祓橋を渡ると、三の鳥居があり、この先に樹齢400年の松の木が美しく並んでいます。
手水舎
美しい松の参道を進んでいくと、左手に手水舎が見えてきます。
参拝前にしっかりと心身を清めて穢れを落としていきます。
四の鳥居「銅鳥居」
手水舎で身を清めた後、いよいよ拝殿へと向かいます。ここには、宇迦橋の一の鳥居から続く四つの鳥居の最後にあたる四の鳥居があります。この鳥居は銅製として日本最古と言われ、重要文化財にも指定されています。
拝殿
四の鳥居をくぐり、正面にある拝殿へ参拝いたしました。
出雲大社の拝殿は拝殿は1963年に新築され、大社造りと切妻造りを融合させた折衷様式となっています。戦後最大の木造神社建築として知られています。
また、参拝方法ですが、一般的な神社は『二礼二拍手一礼』にてお参りしますが、出雲大社は『二礼四拍手一礼』でのお参りが基本となります。
この『二礼四拍手一礼』での参拝はこの「拝殿」だけではなく境内の社全て、この『二礼四拍手一礼』での参拝となります。また、出雲大社の象徴ともいえる「しめ縄」の向きも一般的な神社とは異なります。
『皆さまの願いや想いが届き、そして叶いますように…』
龍蛇神
拝殿でのご挨拶後、拝殿の右側に龍蛇神様が祀られており、こちらにもご挨拶・参拝いたしました。こちらで祀られいる龍蛇神様は、大国主大神様の御使神です。「縁結びの神」「幸福を授ける神」として慕われている神様です。
『ニーケの皆さまに幸運が訪れますように…』
八足門
拝殿の後ろには本殿前に立派な八足門があり、こちらからも御本殿へご挨拶・奉納をさせていただきました。
東十九社・西十九社
東十九社
西十九社
本殿の東と西にあるお社は「十九社」といわれ、御祭神は八百萬神(やおよろずのかみ)、全国の八百万の神々となります。全国の神様達が、神在祭で大国主大神様のもとにお集まりになられ、人々の幸福、生成発展のために神議なさり、この十九社は、その神様達のお宿となります。こちらの東西の十九社へも日頃の感謝の心をこめて参拝いたしました。
素鵞社(そがのやしろ)
ヤマタノオロチ退治で知られる素戔嗚尊(すさのおのみこと)をお祀りする社です。素戔嗚尊様はヤマタノオロチを退治し、草薙の剣を手にした大変偉大な神様です。また、大国主大神の父神としても崇められ、御本殿の背後にある一段高い場所に鎮座しています。この場所は、強いご神気を感じる出雲大社の境内でも最大のパワースポットとしても有名です。
ここで「稲佐の浜」でいただいたお砂を奉納し、その砂と交換で素鵞社(そがのやしろ)の社殿の下にあるお砂をいただき、御守り袋に入れて身につけることで、縁結びの力を高めると言われています。
御本殿裏~西
本殿の裏には、因幡の白兎たちの石像が本殿へ向けて手を合わせておりました。
また本殿に鎮座されている御神体は正面ではなく、西にある稲佐の浜の方向を向いて鎮座していると伝えられています。この本殿の西側からもしっかりお参りさせていただきました。
神楽殿
御本殿の周りを一周し、神楽殿へと進みます。神楽殿の正面に掛かる大しめ縄は、長さ約13m、重さ5.2tを誇り、日本最大級の規模で圧倒される存在感を放っています。
また、出雲大社では古来より「左を上位、右を下位」とする伝統があり、その為、しめ縄の掛け方が一般の神社とは逆になっている点も特徴的です。
こちらでもしっかりと皆様からの願いを奉納してまいりました。
「縁結大祭」にて奉納
11月15日に執り行われた「縁結大祭」のご祈祷においても皆様の願いを奉納して参りました。八足門の中の普段は開放されていない御本殿に近い場所にて、皆様からお預かりした願い、想いをしっかり奉納させていただきました。
縁結大祭の参拝者限定の御守り御祈絲にもいただいた願いを込めさせていただきました。
出雲大社「縁結び絵馬」を奉納
境内には良縁を願う多く絵馬が掛けられていました。
境内の八足門前にある御守所で縁結び絵馬を授与いただき、しっかりと祈りを込め、皆さまの願いを奉納しました。
『ニーケの皆様の願いや想いが叶いますように…』
その他の出雲大社への見どころ
境内のかわいい因幡の白兎たち
境内には神話「因幡の白兎」にちなんだ、可愛らしい白ウサギの石像が数多く点在しています。この白兎は、大国主大神と八上姫(やかみひめ)の縁を取り持った存在として、縁結びの象徴として親しまれています。
お参りの合間に、表情やポーズがそれぞれ異なるウサギたちに癒やされました。
ムスビの御神像
松の参道を歩き、松並木が終わり四の鳥居「銅鳥居」をくぐる手前右手に『ムスビの御神像』があります。
この御神像は、大国主大神様が幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)から「おかげ」を受け取り、「ムスビの大神」となるお姿を表しています。
生きとし生けるもの全てが幸福になる「縁」を結ぶ”えんむすびの神”と慕われる由縁であります。
出雲大社・神在祭の参拝を終えて
今回の奉納キャンペーンでは、皆さまの大切な願い事をお預かりし、年に一度、八百萬の神々が集結する出雲大社・神在祭にて、参拝と奉納をしてまいりました。
神の国・出雲はきれいな海と美しい緑に囲われてとても清々しく、境内を歩くだけで心身ともに浄化される素晴らしい場所でした。
神様に日々の感謝をお伝えし、お寄せいただいた皆さまの想いや願いをしっかりお届けしたご報告とさせていただきます。
『皆様の願いが叶いますように…』
ニーケスタッフ一同
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