箱根神社、九頭龍神社、箱根元宮の箱根三社参りのご利益や参拝と奉納の様子についてご紹介します。
電話占いニーケでは、皆さまのお悩みの改善を願う想いを、箱根神社、九頭龍神社、箱根本宮へとお届けする「困難な状況からの好転願う~【九頭龍神社】奉納キャンペーン」を実施いたしました。
この度、箱根三社参りにて、皆さまの願いを奉納してまいりましたので、箱根神社の歴史や箱根三社参りの解説とともにご報告いたします。
箱根三社参りとは
箱根三社参りとは、箱根にある三つの神社である「箱根三宮」を巡るお参りのことで、「箱根神社」「九頭龍神社」「箱根元宮」を訪れて祈願します。
神社 | 御祭神 |
箱根神社 | 箱根大神(はこねのおおかみ) 「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」 「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」 「彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)」 |
箱根元宮 | 箱根大神(同上) 別天津神(ことあまつかみ) 「天之御中主神(あめのみなかぬし)」 「高皇産巣日之神(たかみむすひのかみ)」 「神皇産巣日之神(かみむすひのかみ)」 |
九頭龍神社 | 九頭龍大神(くずりゅうおおかみ) |
白龍神社 | 白龍大明神(はくりゅうだいみょうじん) |
箱根神社とは
箱根神社は、箱根山の神様を祀るために建てられ、古くから関東地方の守護神「関東総鎮守箱根大権現(かんとうそうちんじゅはこねだいごんげん)」として信仰されています。
箱根神社の始まりは、1191年に書かれた『筥根山縁起并序(はこねさんえんぎならびにじょ)』によると、第5代孝昭天皇(こうしょうてんのう)の時代に聖占仙人(しょうぜんしょうにん)が箱根山の駒ヶ岳に神仙宮(しんせんぐう)を建て、神山を神様として祀ったことが始まりです。それ以来、関東地方の山岳信仰の中心地となりました。
奈良時代の757年に万巻上人(まんがんしょうにん)が箱根山に入り、箱根大神の神託を受けて、現在の芦ノ湖の近くに社殿を建てました。箱根神社は「箱根三所権現(箱根権現)」とも呼ばれ、仏教や修験道と結びつき、多くの人々に信仰されました。
箱根大神(はこねのおおかみ)として、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)が祀られています。
平安時代の初めに東海道が開通すると、箱根神社は道中の安全を祈る人々に広く知られるようになり、武士たちからも厚く信仰されました。
箱根神社は、開運、厄除け、願い事の成就、交通安全、縁結びなどにご利益があるとされています。
※「総鎮守」とは、国または土地の全体をやすらかに守る神様のことです。
箱根元宮とは
箱根元宮は、神奈川県箱根町の駒ヶ岳山頂に位置する神社で、箱根神社の奥宮として知られています。
山頂からは、箱根大神の神体山である神山(かみやま)を拝むことができます。駒ヶ岳は、古代から山岳信仰の霊地として有名です。
奥宮である箱根元宮には、箱根大神とともに、「古事記」で天地開闢の際に顕現されたと書かれている「造化の三神」別天津神(ことあまつかみ)として、天之御中主神(あめのみなかぬし)、高皇産巣日之神(たかみむすひのかみ)、神皇産巣日之神(かみむすひのかみ)が祀られています。
※参考「神道の本 八百万の神々がつどう秘教的祭祀の世界」学研
九頭龍神社とは
九頭龍神社は、昔から「箱根権現御手洗の池(はこねごんげんみたらしのいけ)」と呼ばれている芦ノ湖の守り神である九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)を祀る神社です。
九頭龍大神は、芦ノ湖のほとりにある「九頭龍神社(本宮)」と、箱根神社の近くにある「九頭龍神社(新宮)」の2つの神社に祀られています。
鎌倉時代の初めに書かれた「筥根山縁起并序」には、九頭龍大神の逸話が書かれています。
「昔、芦ノ湖の西のほとりに道がありました。そこには毒龍がいて、波を越え、雲をつかむほどの力を持っていました。人々はその毒龍のせいで多くの被害を受けていました。
そこで、万巻(まんがん)という人が深い池のそばに石の台を築いて祈りました。すると、毒龍は姿を変え、宝珠や錫杖(しゃくじょう)、水瓶を捧げて降参しました。
万巻はその毒龍を鉄の鎖でつなぎ、その木を栴檀訶羅木(せんだんきゃらのき)と名付けました。その毒龍は九つの頭を持っていました。」(※)
このような逸話にも表れているように、九頭龍大神は、昔から「九頭龍さま」として人々に崇められ、商売繁盛や金運、願い事の成就、良い縁を結ぶなど、さまざまなご利益があると信じられています。
※古文を現代語に意訳したものです。
※参考「神社の由来がわかる小事典」 三橋健、PHP研究所
※参考「箱根神社・九頭龍神社・箱根元宮の由緒並に宝物と文化財 | 箱根神社(九頭龍神社)公式ホームページ」
箱根神社へ参拝・奉納(平和の鳥居~本殿)
最初に芦ノ湖の近くにある箱根神社へ参りました。
少し傾斜のある石畳の続く道をしばらく歩いて行きます。
道なりに沿って歩いていくと手水舎が見えてきました。
手水(ちょうず)でしっかりと心身を清めて穢れを落としていきます。
手水舎の水盆にある「洗心」という文字は、「身を清めることで心も洗う」という意味があるそうです。
箱根神社の手水舎にもしっかり、水を司る水神として龍の像が象られています。
箱根神社本殿まで続く「厄落としの階段」
心身を清めたら、鳥居をくぐり本殿へと向かう石段を登っていきます。
石段は、芦ノ湖に隣接する「平和の鳥居」から本殿まで一気に登ると、合わせて89段あります。石段の数は「厄(やく:89)」と掛けられ「厄落としの階段」とも呼ばれています。
芦ノ湖に隣接する「平和の鳥居」
平和の鳥居は、1952年にサンフランシスコ平和条約の締結を記念して建てられました。当時の首相、吉田茂氏が書いた「平和」という文字は湖面側から見ることができます。
樹齢600年を遥かに超える杉の木々の間を一歩一歩登ると、森林のパワーを感じ身が引き締まります。
荘厳な箱根神社の「本殿」
しっかり厄落としをしながら石段を最上段まで登りきり、本殿へ到着しました。
『皆さまの願いや想いが届き、そして叶いますように…』
日頃の感謝の気持ちとともに、皆さまからお預かりした大切な願いを、心を込めて祈願し奉納してまいりました。
分祠された九頭龍神社(新宮)へ参拝
箱根神社のお隣に分祠された新宮の九頭龍神社も参拝いたしました。
少し場所が離れている九頭龍神社の本宮や箱根元宮へ行くお時間がない場合は、こちらの新宮を参拝することで二社詣をすることができます。
九頭龍神社新宮の天井に描かれている墨画「九頭龍」
九頭龍神社新宮と神楽殿の天井に描かれている墨画「九頭龍」は、日本画の巨匠である中野嘉之氏が描いたもので、令和の御大典・御鎮座1265年を奉祝する記念行事で奉納されました。
九頭龍の頭から湧き出る清水「龍神水」
神楽殿のすぐ近くには、九頭龍の頭から湧き出る清水があります。「龍神水」と呼ばれ、龍神のエネルギーが宿っているといわれています。
それぞれ左から、厄除け、健康、繁栄、人間関係、開拓力、良縁成就、学問成就、精神安定、希望の未来という意味を持っているそうです。こちらの龍神水は自由に持ち帰ることができます。
請願符に書いた制約が叶う「成就水盤」
「成就水盤」では、お礼所でいただいた請願符に、願い事、契約文、日付、名前を書き、成就盤へ流すと請願符に書いた誓約が叶うとされています。
所願成就の九頭龍絵馬で奉納
九頭龍さまへの御祈願として、所願成就の九頭龍絵馬にしっかりと祈りを込め、皆さまの願いを奉納しました。
境内には祈願絵馬や弁財天絵馬など、色とりどりの絵馬が掛けられていました。
箱根神社・九頭龍神社・箱根七福神の御神印
お札所で箱根神社、九頭龍神社、箱根七福神の御神印をいただきました。
箱根元宮の御神印もこちらでいただくことができます。
おみくじと箱根細工で作られた干支御守
お札所の近くでは、「九頭龍おみくじ」や「箱根神社おみくじ」など、さまざまな種類のおみくじを引くことができます。
また、今年は辰年なので干支の辰を象った「干支御守(えとまもり)」を授かりました。精巧な箱根細工で作られていて素敵なデザインです。
天空の社殿と呼ばれる「箱根元宮」へ参拝
天空の社殿と呼ばれている「箱根元宮」へ箱根駒ヶ岳ロープウェイで向かいました。ロープウェイからの見晴らしも良く、湖上の箱根海賊船が見えました。
霧のなかそびえる箱根元宮
駒ヶ岳頂上駅でロープウェイを降りると、山頂に箱根元宮と大鳥居がそびえ立っていました。
山頂広場に着くと少し霧が掛かっていましたが、清々しい風が心地よく、空気が澄んでいるように感じました。
天空広場をハイキングして箱根元宮へ
標高1,356メートルの駒ヶ岳山頂は天空広場と呼ばれており、箱根元宮を中心にぐるりと一周回ることのできる道があります。
駒ヶ岳山頂の箱根元宮で参拝
駅から駒ヶ岳山頂までは、なだらかな坂道になっていて、ゆっくり歩くと15分ほどで鳥居の前までたどり着くことができます。
箱根元宮には、箱根大神とともに、「古事記」で天地開闢の際にお姿を顕(あら)されたといわれている「造化の三神」別天津神として、天之御中主神、高皇産巣日之神、神皇産巣日之神が祀られています。
『皆さまの願いや想いが届き、叶いますように…』
ニーケをご支援してくださるすべての皆さまの願いが叶うよう、箱根元宮でも心を込めてしっかり祈願しました。
白馬の伝説ともいわれる「馬降石(馬乗石)」
鳥居をくぐってすぐ左手に「馬降石(馬乗石)」と呼ばれる大きな岩があります。
孝昭天皇の時代、聖占上人が山頂に神仙宮を祀り、修験の場所としていました。この馬降石・馬乗石はここに伝説の白馬が降りた名残りとされています。
岩肌には馬の形が刻まれていて、またその蹄(ひずめ)の跡と伝えられるくぼみは、どんなに日照りのときも水が枯れたことがないといわれているそうです。
駒ヶ岳の山頂からは、天候が良ければ駿河湾から南アルプス、富士山、伊豆、相模湾まで一望できる大パノラマです。
湖畔をぐるりと周り「九頭龍神社」へ参拝
湖畔をぐるりと周って散策することのできる「湖畔プロムナード」を歩いて九頭龍神社へ向かいました。こちらは自転車と歩行者のみが入ることのできる道となっています。
ヤマボウシやヒメシャラなどの木々が立ち並び、神秘的な雰囲気があります。 特にヤマボウシは、名前の由来の通り僧侶に見立てられることから、縁起のよい木とされているそうです。
箱根九頭龍の森の中にある九頭龍神社本宮へ
箱根九頭龍の森に入ってから、しばらく歩くと湖畔の横に聳える九頭龍神社本宮を目の当たりにすることができます。
本宮の周りは猛暑日だったにもかかわらず、ひんやりとしていて荘厳な雰囲気でした。
芦ノ湖に浮かぶ「水中鳥居」
芦ノ湖の真ん中に浮かぶ「水中鳥居」は、九頭龍神社に祀られている九頭龍大神が守っている神域に湖も含まれていることを表しているといわれています。
九頭龍神社本宮の手水舎
九頭龍神社本宮へ参拝する前に、龍が象られた手水舎の龍神水でしっかり心身ともに清めます。
九頭龍大神を祀る九頭龍神社本宮へ参拝
九頭龍大神は、昔から「九頭龍さま」として人々に崇められ、商売繁盛や金運、願い事の成就、良い縁を結ぶなど、さまざまなご利益があるといわれています。
ニーケと関わる皆さまにご利益がありますよう、しっかりと心を込めて祈願いたしました。
九頭龍の森に鎮座する「白龍神社」へ参拝
最後に同じく九頭龍の森に鎮座する「白龍神社」へ参拝しました。
白い鳥居と社殿が珍しい「白龍神社」
白龍神社は、御祭神として白龍大神が祀られており、ご利益は「勝負運」「家庭運上昇」「縁結び」「金運」「家内安全」「家運」「商売繁盛」といわれています。
白い鳥居と社殿がとても珍しく、こちらも湖畔の澄んだ空気と大きな木々に囲まれていて、とても神聖な雰囲気に包まれていました。
「白龍ひも」を持ちながら御神木を周って祈願
白龍神社の横に植えられた御神木の周りを「白龍ひも」を持ちながら3回周ります。
白龍ひもは、特に家運や家庭運の上昇にご利益があるといわれています。
真っ白な白龍神社の社殿へ絵馬を奉納
白龍ひもと願い事を書いた絵馬を持って、白龍神社へ参拝し奉納しました。
『皆さまの願いや想いが届き、叶いますように…』
ニーケに携わるすべての皆さまの願い事が叶いますよう、白龍神社でも心を込めて祈願しました。
箱根三社参りを終えて
今回の奉納キャンペーンでは、皆さまの大切な願い事をお預かりし、箱根三社参り(箱根神社・九頭龍神社・箱根元宮)にて、参拝と奉納をしてまいりました。
箱根は山々に囲まれ、湖畔の近くにあることもあり、空気も綺麗で心身ともに浄化され、リフレッシュすることのできる素敵な場所でした。
公共交通機関をご利用の際は、ロープウェイやバスなど交通機関もしっかりしているため、箱根フリーパスなどを活用することで、スムーズに移動できます。
箱根は温泉地としても有名ですので、ご当地グルメや温泉を楽しみつつ、神社巡りをするのもおすすめです。関東近郊にお住いの方だけでなく、旅行などで訪れた際は、ぜひ一度足を運んでみてください。
お寄せいただいた皆さまの想いや願いをしっかりお届けしたご報告とさせていただきます。
『皆様の願いが叶いますように…』
ニーケスタッフ一同
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